牛の特徴
牛は、正確な分類によると、哺乳綱・ウシ目(偶蹄目)・ウシ科ウシ亜科の動物です。
牛は、遥か昔の新石器時代に西アジアで家畜化されたようです。
「もしも人類がウシを家畜として伴侶に持たなかったなら、人類文化の発展は確実に500年以上は遅れたであろう」という言葉があるように、牛は人間に大きな富をもたらしました。
食糧としてはもちろん、労働力として、衣料や肥料としても役立っています。
食用では肉牛として牛肉や牛脂を、乳牛として牛乳を採るために飼養されてきました。
また役牛として農耕(耕牛)や運搬(牛車)などの動力でも役に立ってきました。
さらに、牛皮は「牛革」としてかばんやベルト・靴など衣類・装身具等の材料にされてきました。
牛は、人が直接食べることのできない草を主食にし、人が食べる牛肉や牛乳を効率良く作り出すという特徴があります。
これは、豚や鶏などの他の家畜には見られない特徴です。
人が食べられないものを効率よく、食料にしてくれる動物なのです。
牛には、肉牛と乳牛があります。
肉牛の特徴は、全身にお肉がつきやすく、ずんぐりしたような外見です。
とりわけ、肥育(出荷前に太らせる作業)中の肉用牛はふっくらとした体型のようです。
また、身体の大きさも一般にホルスタインなどの乳牛に比べて小柄なようです。
また、乳牛の特徴は、やはり発達した乳房です。
1日に20kg以上の牛乳を出すのが平均です。
乳用牛の消化器は肉用牛に比べて発達しています。
特に第1胃は、消化吸収の中心なのでよく発達しています。